モビリティ&オートモーティブ

進化する業界において信頼性の高いリークテストを実現 

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自動車業界の変化に伴い、リークテストがますます重要になってきています。

すでに、燃料タンク、噴射システム、エアバッグガスジェネレーターなど、自動車部品の製造におけるさまざまなリークテスト業務には精通されていることと思います。現在、電気自動車(EV)および燃料電池自動車(FCV)の普及に伴い、多くのケースでさらに厳しい気密要求が課されるようになっています。リチウムイオン電池の個別のセルまたは電池パック、水素燃料電池のバイポーラープレート、自律走行車両のADASセンサーなど、いずれの場合も同様です。INFICONは、すべての産業試験業務に最適のリーク検出ソリューションを提供することができます。

自動車製造の進化に伴い、ますます多くの自動車部品の製造において、リークテストが、品質保証に不可欠の要素であり続けるでしょう。INFICONの専門家が、固有のアプリケーションに最適の、最大の信頼性、高スループット、および適度なコストを組み合わせたソリューションについて、喜んでアドバイスさせていただきます。 

トランスミッションおよびパワートレイン

内燃エンジン(ICE)を搭載した車両のパワートレインには、製造プロセスにおいてリークテストが必要となる多種多様なコンポーネントがあります。それは、まだ何も取り付けられていないギアボックスハウジングの予備テストであることも、あるいはオートマチックトルクコンバーターのオイルリークについてのテストであることも考えられます。デュアルマスフライホイールやインジェクターもリークテストを行う必要があります。

これらすべてのリークテストについて、差圧試験(エアーリーク)のような従来の方法では限界があります。インタークーラーは、その特性上温度変動から非常に大きな影響を受けます。しかしながら温度変化は、圧力テストの結果をまったく使用できないものにしてしまう可能性があります。トレーサガスをベースとしたリークテスト方法はずっと信頼性の高いソリューションで、INFICONの LDS3000 と真空チャンバーとの組み合わせ、あるいはコスト効率に優れた蓄積チャンバーを使用する LDS3000 AQ がそれを可能にします。

燃料システム

炭化水素排出防止基準の厳格化により、最近では燃料タンクおよび燃料噴射システムの気密要求レベルも近年世界中で厳しさを増しています。そのため燃料タンクおよび燃料ラインは、10-4 ~10-6 mbar∙l/sのリークレートでテストされることが稀ではありません。水没法や加圧法では、そのような低いリークレートのテストには対応できません。トレーサガスをベースとしたテスト法のみが、それを可能にします。

精密なリークテストは、燃料噴射バルブあるいは燃料ポンプの製造にも必要不可欠です。操作圧が高いコモンレール噴射システムでは、要件はより厳しくなることが稀ではありません。コモンレールシステムで使用されているコンポーネントのリークテストは、10-4 ~10-6 mbar∙l/sのリークレートで行われます。INFICONの LDS3000 および LDS3000 AQ などのリークディテクターは、このようなアプリケーションに対して産業界で長年にわたる定評を得ています。

最終組み立ておよび出荷前製品寿命(EOL)テスト

最終組み立ての後、予備テスト済みのサブシステムとコンポーネント間の接続部について、リークテストを行う必要があります。INFICONはそのための種々のスニファーリークディテクターを提供します。手順は次の通りです:コンポーネントにテストガスを充填し、デバイスのスニファーチップを手動あるいはロボットにより自動で、テストが必要な領域にわたってガイドします。R1234yfあるいはCO2のような気体状の作動媒体では、ヘリウムあるいはフォーミングガスが適当なテストガスになります。2.

INFICONの冷媒ガスリークディテクター HLD6000 および Ecotec E3000などは、エアコンディショニングシステム、燃料噴射システム、あるいはバッテリー温度管理システムなどのコネクターのテストにお勧めできます。 Sensistor Sentrac®  低コストのフォーミングガスを使用するスニファーリークディテクターは、内燃機関のオイルおよびウォーター回路のテストに用いられます。INFICONの XL3000flex および Protec® P3000XL のようなトレーサガススニファーリークディテクターは、ガスフローが高いためダイナミックなロボットスニファーリーク検知に適しています。

自動車アフターマーケットツール

AC修理技術の向上の必要性はかつてないほど高まっており、確かな漏れ検査は修理のベストプラクティスの不可欠な要素となっています。  この背景には、R1234yfの価格上昇、RRRリークテストの誤解、電気自動車の空調とバッテリー動作の関連性など、自動車アフターマーケットに影響を与えるいくつかの要因があります。

冷媒の価格上昇に伴い、技術者は最初から適切に修理を行う必要があります。リークテストの誤りや不十分さによって漏れを見逃すと、その結果、高価な冷媒がすべてシステムから排出される可能性が高く、顧客はカムバックすることになります。  INFICONの自動車サービスツール(AST)は、技術者がリークを発見し、顧客からの返品を避けるための電子リークディテクタの全ラインを提供しています。

米国でAC修理を行うショップの設備要件であるRRRマシンは、大きく粗い漏れをチェックするリークテスト機能を備えています。  この装置で問題のある漏れをすべて検出できるという考えは、誤った安心感を与え、再修理に費用がかかることになります。  顧客のカムバックをなくすために、技術者はAST300PPMAST200IRのような大きな問題の原因となる小さな漏れを見つけることができる専用の電子リークディテクターを使用すべきです。

電子自動車市場の成長は、電子リークディテクタを使用するもう一つの理由を提示しています。EVの空調システムは、バッテリーコンパートメントも制御しています。エアコンが効かなくなると、安全のために車両が停止してしまいます。  このため、EVのAC修理では、リークテストのベストプラクティスに従うことが非常に重要です。  

毎日のRACメンテナンスに最適なAST100から、水素形成ガスでリークを安全に見つけることができる本質的に安全なAST100FG まで、INFICONはあなたのアプリケーションに合ったリークテストソリューションを用意しています。 

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