「世界水の日」における水のサステナビリティへの取り組み

イノベーションと行動を通じた世界の水ソリューションへの貢献

World Map_World Water Day

1993年から毎年3月22日に実施されている「世界水の日」は、国連が定めた淡水の重要性に焦点を当てる年中行事です。水を讃え、安全な水にアクセスできない22億人という驚異的な数字に光を当てることで、この記念日は世界の水危機に対処するための行動を促します。「世界水の日」の中心的な使命は、持続可能な開発目標No.6「2030年までにすべての人に水と衛生を確保する」の追求と一致しています。

水の供給インフラにおける私たちの役割

Sensistor®XRS9012は、配水管の正確な漏水検知を中心に淡水の保全に重要な役割を果たしています。Sensistor®XRS9012は漏水検知において傑出しており、水の保全に貢献し責任ある水管理をサポートします。

water leak
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水分析技術

当社の分析技術は水質分析にも及んでおり、水源の安全性と品質を保証しています。CMS5000 VOCモニタリングシステムは水中の揮発性有機化合物(VOC)を自動的にサンプリングし分析を実行します。これらのアプリケーションは飲料水配給システム、水源保護、廃水排出コンプライアンス、地下水浄化などの重要な分野をカバーしています。

CMS5000-water
CMS5000-water

さらに廃水処理プラントで採用されているIRwin®リークディテクタは、温室効果ガスであるメタンの排出を監視し、炭素排出を削減し気候変動を防止するための生物由来の排出定量化にも役立ちます。

HAPSITE SituProbeによる現場分析

HAPSITE® SituProbeパージ&トラップGC/MSシステムは、水中の揮発性有機化合物(VOCs)を即座に現場で分析するという当社のコミットメントを示すものです。このシステムは緊急対応や環境検査の専門家に迅速な水分析を提供し、生命、健康、安全に影響する迅速な意思決定を保証します。

サステナビリティへの取り組み

当社シラキュースの拠点ではSUNY ESFと積極的に協力し、景観を自然化し生物多様性を高め、雨水の流出を最小限に抑えるプロジェクトに取り組んでいます。また責任ある資源管理へのコミットメントに沿い、節水対策を実施する地域を特定するため水の使用量調査を実施中です。

またリヒテンシュタインのバルザース拠点では、冷却水を下水に戻す代わりに効果的に再利用するクローズド・ウォーター・ライフサイクルを実施しています。この取り組みにより、水の消費量が大幅に削減され、当社の持続可能な開発目標に合致しています。リヒテンシュタインの事業所では、「Drink & Donate(飲んで寄付しよう)」イニシアティブとのコラボレーションにより、従業員一人ひとりに再利用可能な水ボトルが贈られました。この取り組みはオフィス内での使い捨てコップの使用をなくすだけでなく、私たちの環境価値へのコミットメントに沿うものであり、清潔な水への世界的なアクセスを支援するものです。ウォーターボトルを1本購入するごとに寄付が行われ、私たちはこの寄付をさらに飲料水プロジェクトに充当しました。このユニークなアプローチにより、私たちの毎日の水分補給の習慣が個人的な健康にとどまらず、支援を必要とする地域社会にも良い影響を与えることができるのです。

今後の取り組み

私たちはさらなるイニシアチブを積極的に模索しています。計画はまだ策定中ですが私たちは水関連の活動に有意義に貢献することに専心しています。

「世界水の日」を記念して私たちは世界の水資源向上のためにテクノロジーの活用と持続可能な活動を実践するという使命を堅持しています。

安全な水へのアクセスがすべての人々にとって現実となる未来を私たちとともに描いていきましょう。

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